「感染が再拡大」警戒レベル引き上げ 東京都モニタリング会議
東京都は、新型コロナのモニタリング会議を開き、「感染が再拡大している」として感染状況についての警戒レベルを、およそひと月半ぶりに1段階引き上げました。
国⽴国際医療研究センター・大曲貴夫医師「新規陽性者数の7日間平均ですが、3週間連続して増加しております。感染が再拡大しております」
東京都内の感染者数の7日間平均は、16日時点でおよそ8020人となり、3週連続の増加が報告されました。
専門家は、「第8波の入り口にさしかかっているとも考えられる」と指摘し、感染状況についての警戒レベルを1段階引き上げ、4段階中、先月6日以来の上から2番目としました。医療提供体制については、上から3番目を維持しました。
また、この冬のインフルエンザとの同時流行に備え、1日あたり、新型コロナが5万人、インフルエンザが4.3万人の感染を想定し、発熱外来の拡充などを行うとしています。
一方、変異株に関しては、現在主流を占めるBA.5の割合が徐々に減少し、BQ.1.1系統などオミクロン株の新たな系統の割合が増加していると指摘されました。