【専門家解説】2週間後に“第7波”超え? 感染再拡大への備えは 新型コロナ
東京都で10日、新たに7969人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。6日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。また、全国の感染者数は増加傾向にあり、9日時点で8万7000人を超えていて、第7波が始まった頃と同じくらいの人数になっています。
加藤厚生労働大臣は、「第7波と同様の速度で感染拡大が続けば、2週間後には感染者が26万人に達した第7波のピークを超える可能性も想定される」と強い警戒感を示しています。
そして、東京を上回る感染者が確認されたのが北海道です。8日、9日と過去最多を更新し、10日は8457人と3日連続で東京の感染者数を超えています。
専門家は、寒くなったことで空気が乾燥し、ウイルスが飛びやすいことや、窓を開けての換気が難しいといった状況が、感染者が増えている要因の1つと指摘しています。政府の専門家会議の尾身茂会長は、岸田首相と会談した後、「新しい波に入りつつある」と話しました。
換気を含めた感染対策を継続するよう呼びかけた他、ワクチン接種の重要性を指摘しました。オミクロン株対応ワクチンの接種率は全国で8.2%にとどまっています。
今後、どのようなことに注意すべきかなど、日本感染症学会の専門医で東京歯科大学・市川総合病院の呼吸器内科部長、寺嶋毅先生に聞きました。
※詳しくは動画をご覧ください。(11月10日放送『news every.』より)