知床“観光船”捜索続く 定点連絡…去年10月も不備
知床半島沖の観光船沈没事故から7日で2週間です。依然として12人の方の行方がわかっておらず、海上では国後島周辺の海域まで捜索範囲を広げています。また、定点連絡に去年10月も不備があったことがわかりました。
今回の事故では、これまでに14人が死亡、いまだ12人の行方がわかっていません。
知床半島沖では6日も海上保安庁の船による捜索活動が行われています。海上保安庁によりますと、ロシア側との調整がついたことから5日に初めて国後島周辺の海域まで捜索範囲を広げ、6日もこの海域で続いています。
一方、乗客家族に示した観光船「KAZU 1」の去年10月の運航記録は、安全管理規程では運航中の定点連絡を行うことになっていますが、半分以上が空欄になっています。
事故から7日で2週間。6日は船やヘリコプターによる捜索のほか、水中カメラを投入して船内の捜索も予定されています。