【独自】小林製薬 「紅麹」商品 回収は対象約100万個のうち数%程度
小林製薬の「紅麹」を含むサプリメントの健康被害の問題で、商品の回収が難航し、回収できているのは、対象のうちの数パーセント程度にとどまっていることが、関係者への取材で分かりました。
小林製薬の紅麹を含むサプリをめぐっては、これまでに摂取した5人が死亡し、入院した人は257人にのぼっています。
この問題を受け、大阪市は先月、小林製薬に対して、3つの商品、あわせておよそ100万個を対象に回収を命じる行政処分を出していますが、回収できているのは、数パーセント程度にとどまっていることが関係者への取材で分かりました。すでに摂取されているものも多く、回収が難航しているものとみられます。
大阪市は、26日午後、対策本部会議を開き、商品の回収や健康被害の最新状況を報告すると共に、原因の究明に向けた協議を進める予定です。