刃物事件受け同じ想定で訓練 京王電鉄
去年、東京の京王線の車内で乗客が刃物で刺されるなどした事件を受け、京王電鉄は21日、当時と同じ想定で訓練を行いました。
21日の訓練は、走行中の京王線の車内で犯人が凶器を持って暴れ、乗客を刺した後、車内に液体をまいて火をつけるという、去年10月の事件と同じ想定で行われました。
事件の際には駅に緊急停止した列車のドアとホームドアの位置がずれて両方のドアが開かなかったために客が窓から避難し、混乱しました。
このため、訓練では、列車のドアとホームドアがずれていても両方を開け、警察や消防と連携して安全に客を誘導することなどを確認しました。
京王電鉄は、来年度中に車内と駅のホームすべてに防犯カメラを設置し、事件を起こさないための予防的対策も進めていく方針です。