5歳~17歳へのワクチン接種「推奨する」日本小児科学会が声明
5歳から17歳の子どもへの新型コロナウイルスワクチン接種について、日本小児科学会は「推奨する」とする声明を発表しました。
日本小児科学会は、これまで子どものワクチン接種について「意義がある」としていましたが、「推奨する」に変更しました。
オミクロン株への有効性や接種の安全性に関するデータが集まり、発症や重症化などを予防するメリットが副反応などのデメリットを上回ると説明しています。
このところのオミクロン株の流行で、これまで少なかった子どもの重症例や死亡例が増加しているということです。
一方、接種後の副反応の国内データでは、12~17歳での副反応発生率は、若い成人と同じ程度、5~11歳では副反応がより軽い傾向が確認されているなどとしました。
そして、メリット(発症予防・重症化予防等)とデメリット(副反応等)を本人と養育者が十分理解することが重要だとした上で、接種を推奨しました。
子どもへのワクチン接種をめぐっては、今月8日、厚生労働省の専門家会議で5歳から11歳について「努力義務」とすることが了承されています。