天皇皇后両陛下が大分県を訪問 種苗生産施設を視察、稚魚育てる水槽で餌やりも
天皇皇后両陛下は、9日から大分県を訪問されています。
大分空港に到着した天皇皇后両陛下は、6年ぶりの訪問に多くの人が出迎える中、手を振って応えられました。その後、国東市に移動し、大分県種苗生産施設を視察されました。
マコガレイやクルマエビなどの稚魚を育てるこの施設では、緑色のLEDライトを照らして成長を促進する新しい取り組みが行われています。
緑色に照らされた水槽に天皇陛下は、「マコガレイを大きくする上で、病気とかにご苦労されているのではないですか」、皇后さまは「何匹くらい水槽に入っていますか」などと質問し、その後、スプーンを手に魚の餌やりも体験されました。
さらに、若手の漁業者から説明を受けられました。
天皇陛下「青年部とおっしゃいました。何人くらいいるんですか」
皇后さま「代々、継がれていらっしゃいますものね」
また、取れたてのクルマエビを見て、陛下は「おいしそう」と感想を述べられていました。
10日は、「全国豊かな海づくり大会」の式典や放流行事に臨まれます。