環境省が緊急支援へ 各地でクマによる被害相次ぐ
各地でクマによる被害が相次いでいることを受け、環境省が緊急的な支援を行うことを明らかにしました。
伊藤環境相
「人里の周辺に生息するクマの調査や捕獲など、地域ニーズに応じた緊急的な支援の実施を検討しています」
今年度のクマによる人身被害は先月末時点で105件と統計開始後最多となっていて、今月に入ってからも各地で相次いで報告されています。
こうした状況を受け環境省は北海道と北東北3県を対象に生息域の調査や捕獲に係る資金の援助、専門人材の紹介などの緊急支援を行うことを明らかにしました。
伊藤環境相はまた、クマが冬眠に入る12月ごろまで、生息域へむやみに入らない、出会ったら落ち着いて距離を取る、人里に近づけないといった対応を取るよう、呼びかけました。