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台風第11号に関する総合情報(4:52)

2022年8月31日 4:52

気象庁によると、猛烈な台風第11号は、大東島地方にかなり接近しており、31日昼前にかけて記録的な暴風となるおそれがあります。大東島地方では、風速25メートル以上の暴風域に入り、猛烈なしけとなっています。暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。また、奄美地方でも、うねりを伴った高波に警戒してください。

気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
 猛烈な台風第11号は、31日04時には南大東島の北東約70キロにあって、1時間におよそ30キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで、中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風は、今後発達しながら南西へ進み、2日は沖縄の南で動きがゆっくりとなりますが、4日にかけては北上し、沖縄地方に近づく見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 台風の接近に伴って、大東島地方では、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなっています。大東島地方では、31日昼前にかけて、記録的な暴風となるおそれがあります。その後、9月1日にかけて、沖縄地方を中心に非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある見込みです。
 9月1日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  沖縄地方   55メートル(75メートル)
 9月1日にかけて予想される波の高さは、
  沖縄地方   10メートル
  奄美地方    7メートル
の見込みです。
 沖縄地方では、不要不急の外出は控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。また、うねりを伴った高波にも厳重に警戒してください。
 奄美地方でも、9月1日にかけて、うねりを伴った高波に警戒してください。
 なお、その後も沖縄地方を中心に9月4日頃にかけて、大荒れとなり、海上では猛烈なしけや大しけとなるおそれがあります。 

<大雨・雷・突風>
 台風本体や周辺の発達した雨雲により、沖縄地方では大東島地方を中心に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるでしょう。
 9月1日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  沖縄地方       180ミリ
 その後。2日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  沖縄地方   50から100ミリ
の見込みです。
 低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に注意・警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

<高潮>
 沖縄地方では台風の影響で31日は潮位が高くなる所があるでしょう。高潮に注意してください。

[補足事項]
 今後の台風情報、地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「令和4年 台風第11号に関する情報(総合情報)」は、31日11時頃に発表する予定です。