「メンズ医療脱毛」専門のクリニックが突然閉院し、施術を受けられないのに治療費が返金されないとして、契約者の男性およそ100人が19日、クリニックの医師を相手取り、集団提訴しました。

クリニックの医師5人を相手取り、集団提訴したのは、東京や大阪などに店舗を構え、男性の医療脱毛を専門とする「ウルフクリニック」の契約者の男性110人です。

訴状などによりますと、男性らは、4月ごろにクリニックが突然営業を停止し、施術が受けられないのに、治療費が返金されないとして、あわせて2000万円あまりの支払いを求めています。

原告　クリニックの契約者
「医療サロンを選んだ一番の理由は医者に対する社会的信頼感。そこを裏切られたことに非常に強く憤りを感じている」

原告側の代理人によりますと、同様の被害相談は700件以上にのぼり、中には、営業停止の直前に契約し、一度も施術を受けていない人もいるということです。