安倍元首相の銃撃現場を視察 谷国家公安委員長“警備に問題”認識示す
安倍元総理大臣が銃で撃たれ死亡した事件で、今月10日の内閣改造で初入閣した谷公一・国家公安委員長が、奈良市の事件現場を初めて視察しました。
22日午前11時すぎ、谷国家公安委員長はSPに囲まれながら奈良市の大和西大寺駅前を訪れ、黙とうをささげました。
先月8日、安倍元総理が銃で撃たれ死亡した事件では、逮捕された山上徹也容疑者の鑑定留置が進むとともに、警察庁が当時の警備状況の検証や、警備体制の見直しを行っています。
奈良県警の鬼塚友章本部長から当時の状況などについて説明を受けた谷国家公安委員長は、警備に問題があったという認識を示しました。
谷国家公安委員長「警護対象者の後方の警戒状況など様々な問題がある(と説明があった)。私もまったく、その通りだと思っております」
警察庁は今月中にも検証結果を取りまとめ、公表する方針です。