二之湯国家公安委員長が退任会見 安倍元首相“銃撃事件”について「政治的責任についてはおそらく一生背負っていく」
国家公安委員長を10日で退任した二之湯氏は会見で、安倍元首相が銃撃された事件について、「政治的責任についてはおそらく一生背負っていく」などと述べました。
去年10月から国家公安委員長などを務めてきた二之湯智氏は、内閣改造を受け10日に退任し、記者会見を開きました。
会見の中で、安倍元首相が銃撃され亡くなった事件の責任について問われると、「政治的責任については、おそらく一生背負ってこの問題について非常に責任を感じていくことになる」と述べました。
また、事件を受け警察庁が行っている警護・警備の検証と見直しの結果が出る前に退任することについては、「道半ばで、最後まで見届けることはできなかったが、後任の委員長のもとで国家公安委員の意見を頂きながら立派な検証、見直しの結果が報告できるのではないかと思っている」などと話しました。
一方で、2018年に旧統一教会の関連団体のイベントの京都府実行委員長を務めたことについては、「今となってはもう少し考えるべきだった」と述べ、最後に「安倍元首相の銃撃事件、統一教会の問題があったが、私は私なりに一生懸命頑張ったと政治生活を総括している」としました。