大学入学共通テスト1日目始まる 学習院大学周辺では警察官の人数を増やして警備や痴漢対策も
大学入学共通テストが14日・15日、全国679か所の会場で行われています。
去年、試験会場の近くで受験生が切りつけられる事件や、試験問題が流出したことを受けて各大学が安全対策やカンニング防止の強化を行う中、1日目の試験が行われています。
試験会場の1つである東京大学では、午前8時の開門とともに、参考書やお守りを手にした受験生が緊張した面持ちで会場に向かいました。
受験生「外を歩くときもしっかりマスクしたり、家の中でもちゃんと換気したり対策していました」
受験生「人生で一番勉強してはいると思います。今までの成果を全力で発揮できるよう頑張りたいと思います」
14日は地理歴史、公民と国語、外国語の筆記、英語のリスニング試験が行われます。
大学入試センターによりますと、これまでのところ大きなトラブルもなく順調に試験が行われているということです。
一方、去年、東京大学の試験会場前で受験生が切りつけられるなどする事件が起きたことを受け豊島区目白にある学習院大学周辺では警視庁・目白署が去年よりも警察官の人数を増やして受験生らの警備にあたっています。
また、SNS上で受験生を狙った痴漢を予告したり煽ったりする書き込みが増加しているとして最寄り駅の目白駅構内にも女性警官らを配置し、痴漢対策を行っています。
警視庁は、「試験会場周辺や駅構内の警戒を十分に行っているので、受験生の皆さんには安心して受験に臨んでほしい」としています。