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院内感染18人死亡 7か月報告せず 大阪

2019年10月17日 12:51
院内感染18人死亡 7か月報告せず 大阪

大阪府大東市の病院で、結核の入院患者18人が抗生物質がほとんど効かない細菌に院内感染し、その後、死亡していたことが分かった。

院内感染が確認されたのは、大東市の「阪奈病院」。病院によると、今年8月までの2年間で、結核で入院していた当時58歳から97歳までの患者19人が、抗生物質がほとんど効かない「多剤耐性アシネトバクター」に院内感染していたことが分かったという。このうち18人が死亡し、1人は発症が確認されていて、死亡との因果関係が否定できないという。

感染症法では、患者が発症した場合、保健所への報告が義務づけられているが、阪奈病院は7か月にわたって報告しておらず、保健所が厳重注意している。