今年の夏も、全国的に気温が平年より高くなる見込みです。気象庁は来月からの3か月予報を発表し、熱中症に注意するよう、呼びかけました。

気象庁が発表した、来月から9月までの3か月予報によりますと、日本付近は高気圧の張り出しが強いことから、暖かい空気に覆われやすく、気温は全国的に高くなる見込みです。

極端な気象現象をもたらす「ラニーニャ現象」が今後、発生する可能性も高くなっていて、発生した場合にはさらに高温になるため、気象庁は熱中症対策を十分におこなってほしいと呼びかけました。

一方、今年は各地で平年より遅い梅雨入りとなりましたが、このあとも西日本を中心に湿った空気の影響を受けやすく、降水量は西日本で平年並みか多い見込みです。

気象庁は「大雨の発生頻度や強さは長期的に増加しており、全国的に大雨のリスクが高まっている」として、雨への備えを呼びかけています。