紀子さま58歳の誕生日 “バッシング”に「思い悩むことが…」 と胸中明かす
秋篠宮妃・紀子さまが11日、58歳の誕生日を迎え、質問に文書で回答を寄せられました。秋篠宮家への“批判”については「思い悩むことがある」と胸の内を明かされました。
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11日に58歳の誕生日を迎えられた、秋篠宮妃・紀子さま。天皇皇后両陛下への挨拶のため、皇居を訪問されました。紀子さまは誕生日に際し、宮内記者会からの質問に、文書で回答を寄せられました。
今月6日、18歳の誕生日を迎え成年皇族となられた長男・悠仁さまの進路に関しては…
「長男が好きなこと、学びたいことに取り組み、自分の興味を大事に持ち続けてほしいと願っています。学ぶ場所は、長男自身がしっかり考え、決めたことを尊重したいと思っております」
また、佳子さまの国内外で公務に心を込めて取り組む姿勢に対して“頼もしく思っている”とつづられた紀子さま。
現在皇室を離れ、海外で暮らしている長女・眞子さんについては…
「どう過ごしているかしら、元気にしているかしらと思い、遠く離れた場所に暮らす娘のことが心のどこかに感じられます。いつも彼女の幸せを願っています」
眞子さんの結婚以降、ネット上で“批判的な声”を受けることも増えた秋篠宮家。“バッシング”についても、胸の内を明かされました。
「私たち家族がこうした状況に直面したときには、心穏やかに過ごすことが難しく、思い悩むことがあります」
悠仁さまの大学進学をめぐっても、先日、側近幹部は“根拠のない情報が流れていることを非常に不思議に思い心を痛めている”と発言。皇室はこれまでも、さまざまな形で“バッシング”問題と向き合ってきました。
平成のはじめごろ、一部週刊誌などが当時の皇后さま(現在の上皇后さま)についてのバッシングともいえるような批判記事を立て続けに掲載。
上皇后さまは1993年の誕生日に「事実でない報道には、大きな悲しみと戸惑いを覚えます」と感想を寄せられ、その後、しばらくの間、声が出ない症状が続きました。
また、皇后さまも、2003年暮れから療養に入り、その後、適応障害と診断されましたが、長い療養生活の間、一部の週刊誌などに批判記事が掲載され、宮内庁はこれらに対し、たびたび「事実無根」と抗議をしてきました。
さらに、2017年の小室眞子さんの婚約内定と延期を機に、インターネット上では批判的な声が見られるように。結婚後も続いたことから秋篠宮さまは…
「誹謗(ひぼう)中傷、つまり深く人を傷つけるような言葉というのは、これは雑誌であれ、ネットであれ、私としてはそういう言葉は許容できるものではありません」(2021年)
さらに2022年の会見で「正確な情報をタイムリーに出していくことが必要」と述べられ、宮内庁は去年4月、「広報室」を新たに発足し、この春からインスタグラムでの情報発信も始めました。
11日、宮内庁長官は定例会見で、今後、天皇皇后両陛下だけでなく、秋篠宮家を含む宮家のインスタグラムでの情報発信の強化も検討することを明らかにしています。