北陸新幹線、金沢から福井・敦賀まで延伸 石川県内では全線開業
北陸新幹線の金沢─敦賀間の延伸で、石川県内は全線開業となり、新幹線の新たな停車駅では記念のセレモニーやイベントが開かれています。
延伸開業したのは金沢駅から福井県の敦賀駅までの区間です。金沢駅のホームでは16日朝、福井方面への一番列車となる各駅停車タイプ「つるぎ1号」の出発に合わせてセレモニーが行われ、北陸新幹線が、金沢から新たな西の区間へと動き出しました。
石川県内では全区間での開通となり、この日は9年前の金沢開業に次ぐ「第2の開業」です。金沢駅に加え、小松駅と加賀温泉駅が新幹線の新たな停車駅となりました。
この延伸開業で北陸3県が新幹線で結ばれ、移動が1時間圏内となったほか、北陸と首都圏などとのアクセスがより便利に。こうした開業効果が元日の地震で被災した能登の復興の大きな後押しとなることが期待されています。