「エスカレーターは立ち止まって」 視覚障害者も実演 エスカレーターの安全な利用を呼びかけ 名古屋・北区
“エスカレーターの歩行禁止条例”がある名古屋市で、視覚障害者らが、立ち止まって利用するよう呼びかけました。
名古屋市北区の大曽根駅前では大きな看板を背負ったスタッフが、エスカレーターの右側に乗って立ち止まり、安全な利用を呼びかけていました。
啓発活動に参加した視覚障害者によると、盲導犬を連れて片側を空けて利用するのは難しく、乗り降りするときに、足がもつれる危険性があるということです。
寺西美予さん:
「みんなが立ち止まって乗ってくれると堂々と右に立って乗ることができるので、気持ち的に焦ることがなくて通勤時とかも安心して乗ることができます」
名古屋市では、エスカレーターに立ち止まって乗ることが条例で義務付けられています。
市は、AIを使って立ち止まっていない人に音声で注意を促すシステムを開発中で、10月頃に複数の駅での設置を目指しています。