別の人物と勘違いして犯行 帰宅途中の男性を“バット”殴打の殺人未遂 男(21)に懲役6年求刑 名古屋地裁
おととし12月、名古屋市中川区の路上で、帰宅中の男性をバットのようなもので複数回殴り、殺害しようとした罪に問われている男の裁判で、検察側は、懲役6年を求刑しました。
起訴状などによりますと、東京都豊島区の大学生、松下直寛被告(21)は、おととし12月、中川区の地下鉄高畑駅の近くの路上で、徒歩で帰宅途中の当時22歳の男性に後ろから近づき、バットのようなもので後頭部などを複数回殴り、殺害しようとした罪に問われています。
男性は、頭蓋骨を折るなど、大けがをしました。
これまでの裁判で、松下被告は起訴内容を認めていました。
10日、名古屋地裁で開かれた裁判で、検察側は、「いじめられた恨みを晴らそうと殺害を決意し、別の人物を同級生と勘違いして犯行に及んだ。強固な殺意に基づく危険性の高い犯行」などと指摘し、懲役6年を求刑しました。