「国府宮神社はだか祭」初めて女性参加へ 「もみ合い」の前に行われる「儺追笹奉納」に
愛知県稲沢市の国府宮神社で行われる恒例の「はだか祭」に初めて女性が参加することがわかりました。
女性は着衣で、大勢の裸男がぶつかり合う「もみ合い」の前に行われる「儺追笹奉納」に参加するということです。国府宮神社「はだか祭」はおよそ1300年前から始まり、「神男」に触れると厄払いができるといわれています。これまで、長年の慣習で原則着衣での奉納ができず、女性は事実上参加できませんでしたが、地元の約30人の女性団体から神社に参加を希望する相談があり、神社は6日、男女平等を重視する時代の流れをくんで女性は着衣の上、危険を避けるため、裸男とは時間を分けて参加を受け付けると発表しました。
神社によりますと、女性は大勢の裸男がぶつかり合う「もみ合い」の前に行われる、布で包むなどしたササを担ぎ、威勢よく境内へ駆け込む「儺追笹奉納」に参加するということです。
次回のはだか祭は来年2月に行われ、参加者は1万人、観客は20万人にのぼると想定されています。