オランダから、営利目的で麻薬であるケタミンを密輸入したとして、名古屋市中川区に住むベトナム国籍の大学生の男が逮捕されました。

今回摘発されたケタミンは、あわせて約5000グラムで、名古屋税関としては、過去最大の量だということです。

麻薬取締法違反などの疑いで逮捕されたのは、中川区に住む、ベトナム国籍の大学生レ・ホアン・サン容疑者（25）です。
警察によりますと、レ容疑者は、先月、オランダから営利目的で麻薬であるケタミン約2000グラムを発送させ、密輸入した疑いがもたれています。

ケタミンは、郵便物の中に入っていた足を乗せる家具の内側に隠されていたということで、名古屋税関の職員が発見しました。

警察は、レ容疑者の認否を明らかにしていませんが、同じ日に、オランダから発送された浄水器の中に隠されていた約3000グラムのケタミンも見つかっていて、レ容疑者が密輸入しようとしたとして、追送検するとしています。

今回摘発されたケタミンは、あわせて約5000グラムで、名古屋税関が摘発した過去最大の量だということです。

また、名古屋税関は、15日、レ容疑者を関税法違反の疑いで、名古屋地検に告発しました。