長良川のアユを守る 「コクチバス」対策の電気ショッカーボート出陣式 岐阜
長良川で特定外来生物「コクチバス」が初めて確認された問題で、岐阜県はアユなどを守るため電気ショッカーボートを使った駆除を始めます。
岐阜県では2023年5月、美濃市を流れる長良川で、県の特定外来生物である「コクチバス」が初めて確認され、その後も相次いで見つかったことから、12月にコクチバスの完全駆除に向けた対策計画が作成されていました。
コクチバスはアユなどと生息域が重なるため、アユが食べられてしまう食害が懸念されています。
これを受け、県は5日、コクチバス駆除のため「清流ガード」と命名した電気ショッカーボートを披露。
古田知事や関係者によるテープカットが行われ、駆除のデモンストレーションも実施されました。
電気ショッカーボートは、水中に垂らした電極から微弱な電気を流すもので、一時的に仮死状態になった「コクチバス」を網ですくって駆除します。
岐阜県によりますと、まずは長良川の岐阜市より下流域を中心に駆除を始め、2025年度までに完全駆除を目指したいとしています。