高山市が救いの手 事故で廃車のために救急車を下呂市に貸し出し 岐阜県
下呂市で、高山市の消防車がピンチヒッターを務めるのは、消防本部によりますと「初めて」といいます。
下呂市消防本部では、通常時に使う4台、予備1台の救急車5台を整備していました。
今回の事故をうけて、下呂市は新たな救急車の配置を計画しているものの、救急車1台を購入するには約4000万円かかる上、納車までに6か月から8か月と期間を要するため、すぐに体制を整えるのは難しい状況です。
そこに助けの手を差し伸べたのが、高山市。
予備の救急車3台のうち、1台を来年から減らす予定でしたが、今回の予期せぬ事態により、その1台の貸し出しを決めました。期間は2026年3月までです。
下呂市の担当者は「市の救急体制を担う車両の長期離脱が避けられ、助かります」と話しています。