三重県紀北町の男性町議が、必要な届け出を行わず、約3300平方メートルに渡って盛り土を行ったとして町から撤去命令を受けていたことが分かりました。

紀北町では、町外から建築残土が大量に運び込まれる状況に対応するため、2019年に残土の搬入を規制する条例が施行されています。

条例では、1000平方メートルを超える範囲で盛り土を行う場合、町長への届け出が必要となっています。

町によりますと、町議の男性は、届け出を行うことなく、約3300平方メートルにわたって、盛り土を行っていたということです。

また、男性町議は町内の別の場所でも、約2800平方メートルに渡り、届け出をせずに盛り土を行っていました。

町は、2月27日付で盛り土を行った2か所について、土砂などをすべて撤去することを求める措置命令を男性町議に出しました。

撤去期限は3月28日となっています。