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【名古屋市教委幹部・金品授受問題】コロナ禍にも“会合費”名目で現金を受け取る 渦中の幹部は…?

2024年2月20日 20:13
【名古屋市教委幹部・金品授受問題】コロナ禍にも“会合費”名目で現金を受け取る 渦中の幹部は…?
顔をしかめる名古屋市の河村市長

名古屋市の教育委員会が校長の推薦名簿とともに金品を受け取っていた問題で、新たな情報です。200万円以上の現金を受け取っていたとされる1人の幹部がコロナ禍にも関わらず、会合費名目で現金を受け取っていたことがわかりました。

コロナ禍にも“会合費”渡る 何に使った?

名古屋市 河村たかし市長:
「とんでもにゃーですわね。私は気を付けてコロナ感染症にならないよう注意しとった時にもやっとったわけでしょう。徹底的に明らかにしないといかん。歴史的経緯も含めて」

こう述べ、顔をしかめる名古屋市の河村市長。市の教育委員会が校長の推薦名簿とともに金品を受け取っていた問題で、20日、新たな事実が浮上したのです。それは、1人の幹部がコロナ禍でも“会合費”として金を受け取っていたというもの。

これまでの取材で、教育委員会のこの幹部が2018年度以降、複数回にわたり合計200万円以上の現金を受け取っていたことがわかっていて、市の聞き取りに対し「人事には影響していない」などと説明しています。

これらの現金のうち、2020年度から2022年度にかけて毎年数十万円とみられる額を“会合費”などの名目で受け取っていたことが新たにわかりました。

この時期はコロナ禍で複数人の会合や外食制限があった真っ只中。市民に対し、河村市長自ら、会食の自粛も求めていました。県内の小中学校などに対しても、感染対策として一斉休校や卒業式の中止などが求められ、学校生活に大きな影響が出た時期です。

この幹部は、この時期に金を受け取っていただけでは無く、“会合”で使っていたことも判明していて、中京テレビの取材に対し「きちんと調査でお話しして参ります」とコメントしています。同じく、人事を承認する立場にある別の幹部は「第三者委員会が調査中なのでコメントできません」と話しました。

市は、専門家からなるチームで本格的に調査する方針です。

“会合費”使い道に客観証拠なし

連日明るみになっている名古屋市教育委員会の金品授受問題で、19日も報じられた60代の男性幹部が、コロナ禍でも現金を毎年、数十万円とみられる額を受け取っていたことが分かりました。

受け取った現金を何に使ったのか。中京テレビの記者が名古屋市教育委員に聞くと「分からない。いくら使われたのか、何に使われたのか、記録として残っていない」ということで、「会合費に使った」と本人が言っているだけという状況でした。

教育委員会のいう”会合”とは何なのか。ある職員によると、”会合”とは「アルコールの有無にかかわらず、店などで少人数(10人以下)の飲食を伴う集まり」というイメージだということです。

市教委は第三者による調査検証チームの調査に委ねるとしていますが、記録がないものをどのように調べていくのか、疑問が残ります。

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