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里親登録の抹消処分取り消しを求める夫婦らの裁判 第一回口頭弁論開かれる 三重県側は全面的に争う姿勢 津地裁

2024年7月5日 6:39
里親登録の抹消処分取り消しを求める夫婦らの裁判 第一回口頭弁論開かれる 三重県側は全面的に争う姿勢 津地裁

三重県に里親登録を抹消された夫婦らが、処分の取り消しを求めている裁判の第一回口頭弁論が開かれ、県側が全面的に争う姿勢を示していることが分かりました。

訴状などによりますと、名張市の松山健さんとその妻は、2022年、当時14歳と11歳の里子を児童相談所に一時保護され、その後里親登録を抹消されました。

松山さん夫婦らは、県が誤った事実に基づき里子への虐待を認定したとして、里親登録の抹消処分を取り消すよう求め訴えを起こしていて、5日、第一回口頭弁論が開かれました。

松山さんは児相の調査について、「フェイクとしか言いようのない内容ばかり」などとして、不当な処分だと強調する一方、原告側の弁護士によりますと、県側は、里子などに対する複数回の聞き取りの結果、心理的・身体的虐待があったと認定し、全面的に争う姿勢を示していることがわかりました。

松山さんら原告側は、児相の事実認定に問題があった点などを今後も主張していくということです。

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