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【都知事選】小池氏の勝因 自公支持層と女性を固め中高年層で“1位”

2024年7月7日 20:04
【都知事選】小池氏の勝因 自公支持層と女性を固め中高年層で“1位”

日本テレビが読売新聞と行った出口調査や独自の情勢取材では、現職の小池百合子氏が前の広島県安芸高田市長の石丸伸二氏や、前参議院議員の蓮舫氏らを引き離していて優勢です。

また、期日前投票をした人への出口調査でも、小池氏がほかの候補を上回っていて、得票を伸ばすと見込まれることから、小池氏の3回目の当選が確実になりました。

■小池氏、自公支持層を固める 無党派層からもおよそ3割の支持

出口調査によりますと、小池氏は支援を受けた自民党支持層から6割台後半の支持を得たほか、公明党支持層の7割台後半の支持を集めました。

自民、公明両党を支持すると答えた人は、合わせると回答者の3割弱に及びます。このボリュームゾーンの支持を固めたことが勝因の1つです。

また、回答者の4割を占めた無党派層では、候補者の中で、3割台半ばだった石丸氏に次ぐおよそ3割の支持を集めました。選挙のカギを握るといわれる、無党派層の支持を手堅くまとめたといえそうです。

■女性の4割超が小池氏

また、女性の回答者では最も多い4割強の人が小池氏を支持していることも大きなポイントとなっています。

女性では、石丸氏と蓮舫氏への支持を合わせた数字を小池氏1人で、わずかではありますが上回りました。

■中高年層で“1位”

さらに、小池氏は40代では3割台半ば、50代で4割弱からと候補者の中で最も多い支持を集めています。60代になると4割台半ば、70代でも4割台半ばの支持を集めていて、中高年層の支持が厚かったことも大きな勝因と分析できそうです。

■小池都政を評価54%

出口調査で、「小池都政を評価するか」たずねたところ、54%の人が「評価する」と答えました。「評価しない」は38%でした。

この高い評価が、小池氏が支持された要因の1つと指摘できます。

■「投票で重視」多くの問題で“1位”

投票にあたって最も重視した問題をたずねたところ、最も多かったのは「景気や雇用対策」で22%。2番目は「少子化対策や子育て支援」で19%でした。

こうしたそれぞれの問題を重視した人が誰を支持したかというと、「景気や雇用対策」と答えた人のうち、最も多いおよそ4割が小池氏に投票したと答えていました。

2番目に重視された「少子化対策や子育て支援」では、およそ5割の人が小池氏に投票したと答えています。

小池氏の手腕に一定の期待があることがうかがえます。