岐阜県高山市にあるアパートで5人が死傷した火事で、このアパートに火をつけたとして、23歳の住人の男が逮捕されました。このアパートでは、騒音トラブルがあったということで、警察は、事件との関連を慎重に捜査しています。

現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、森江琉聖容疑者（23）です。

警察によりますと森江容疑者は、8日午後10時ごろ、高山市大新町の自宅のアパートである「三光荘」に、火をつけ燃やした疑いがもたれています。

調べに対し容疑を認めているということです。

この火事で、焼け跡から性別不明の2人の遺体が見つかり、住人ら3人がケガをしました。住人の80代と30代とみられる男性2人と連絡がとれておらず、亡くなった2人との関連を調べています。

近隣住民によりますと事件前、森江容疑者と上の階に住む男性との間で、深夜の掃除機の音による騒音トラブルがあったということです。

森江容疑者が9日未明、警察署に出頭し「自分の部屋に火を付けた」などと話したため、逮捕に至りました。

警察も騒音トラブルがあったことは把握していて、 事件との関連を慎重に調べています。