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"指づめ"を過失と偽り国保給付を受けたか 詐欺の疑いで弘道会若頭(58)ら逮捕 岐阜県警「暴力団の風習にメスを入れた」

2024年10月10日 14:38
"指づめ"を過失と偽り国保給付を受けたか 詐欺の疑いで弘道会若頭(58)ら逮捕 岐阜県警「暴力団の風習にメスを入れた」

自らの意思で指を切断する"指づめ"を過失で負傷したと偽り、国民健康保険の給付を受けたとして指定暴力団六代目山口組弘道会若頭の男ら3人が詐欺の疑いで警察に逮捕されました。

9日、詐欺の疑いで逮捕されたのは、岐阜市に住む指定暴力団六代目山口組弘道会若頭の野内正博容疑者(58)ら組幹部2人と組員1人の合わせて3人です。

警察によりますと、野内容疑者と別の弘道会幹部は去年2月、"指づめ"で指を1本切断したにもかかわらず、東京都内の医療関係者に過失で負傷したと偽って国民健康保険の本人負担分を除くおよそ4万円の支払いを免れた疑いがもたれています。また、野内容疑者は3月にも別の弘道会傘下組織組員と共謀し、同様の手口でおよそ5000円の支払いを免れた疑いがもたれています。

警察は捜査に支障があるとして3人の認否や"指づめ"に至った背景などを明らかにしていません。

岐阜県警は、「暴力団で行われている"指づめ"による健康保険詐欺容疑での逮捕は珍しく、暴力団の風習にメスを入れた」と話しています。

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