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愛知県が知事指定薬物を新たに3物質指定、“危険ドラッグ”から社会を守る 

2024年3月11日 15:31

愛知県では、「薬物の濫用の防止に関する条例」に基づき、人の精神に興奮や幻覚、陶酔など及ぼす、“法令に規定のない薬物”を「知事指定薬物」として指定しています。

2024年3月8日、愛知県は新たに3物質を知事指定薬物として指定。愛知県によると、指定された物質は通称名「MiPLA、MIPLA、Methylisopropyllysergamide」、「Butonitazene」、「NーPropylbutylone、Putylone、bkーPBDB」の計3物質。

愛知県の担当者によると、知事指定薬物は、海外における薬物の使用状況や全国自治体と共有している情報等をふまえながら選定。今回指定された3物質のなかには、欧米の一部ではすでに規制されている物質もあるそう。

施行日となる3月9日(土)より、これらの3物質を含む物品の製造、販売、授与、所持、使用等は原則禁止へ。本規定に違反した場合は、懲役もしくは、罰金に処されることがあります。

愛知県によると、2012年10月16日から2024年1月19日までに、209物質が「知事指定薬物」に指定。“危険ドラッグ”はその名称のとおり、使用がやめられなくなったり、死亡例を含む健康被害や異常行動を引き起こす場合があり、麻薬や覚醒剤と同様にとても危険な薬物です。
愛知県は、県HPにて“危険ドラッグにはNO!” という言葉を掲げ、「県全体が一丸となって、危険ドラッグ対策に取り組み、危険ドラッグを絶対許さない社会を作っていきましょう」と社会に呼びかけました。

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