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「ナンバンギセル」 熊野古道に秋の訪れ告げる 三重・紀北町

2023年10月3日 11:57
「ナンバンギセル」 熊野古道に秋の訪れ告げる 三重・紀北町

万葉集では「思い草」と詠まれた秋の訪れを告げる花が三重県の熊野古道で見ごろを迎えています。

三重県紀北町の熊野古道・馬越峠の登り口周辺で、ひっそりと薄紫色の花を咲かせているのが、ナンバンギセルです。

ナンバンギセルは、夏の終わり頃から秋にかけてススキなどに寄生して成長し花を咲かせます。

南蛮渡来のキセルに似ていることからその名がついたといわれています。

また、遠目には、女性がうつむいて物思いにふけっているように見える姿から、万葉集では「思い草」と歌われ、とても風情のある植物です。

秋の訪れと共にひっそりと隠れるように咲くナンバンギセル。
10月7日頃まで楽しめるということです。

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