ダンプカーが歩道橋に衝突 荷台引っかかり立ち往生 約9時間通行止め 名古屋・北区
4日、名古屋市北区でダンプカーの荷台が歩道橋に引っかかり動けなくなる事故がありました。現場の道路は約9時間に渡り、通行止めが続くなど影響が出ました。
道路上に、ダンプカーの荷台がほぼ垂直に立ち、歩道橋にある高速道路の案内板を破壊。
前輪は地面から完全に浮き上がり、衝撃なのか、ダンプの車体が曲がっているようにもみえます。
警察によりますと、4日午前5時半ごろ、北区辻本通で、走行中のダンプカーの荷台部分が歩道橋に衝突。ダンプカーを運転していた男性が腰の痛みを訴えて病院に搬送されましたが、軽傷です。他にけが人はいませんでした。
歩道橋の高さは約5メートルと大抵の車なら通り抜けられる高さ。
一体なぜこのようなことに…。
警察によりますと、事故当時、ダンプカーは荷台を上げたまま走行していたということで、荷台の先端部分が歩道橋に衝突したとみられています。
道路と歩道橋に完全に挟まったダンプカー。撤去は簡単にはいかず、バーナーで荷台の地面に引っかかっている部分を切ったり、さらにタイヤの空気を抜くなど様々な手をつくし、事故発生から約7時間後、歩道橋にひっかかった荷台が抜けました。
半日がかりでダンプカーを撤去。現場周辺では事故直後から交通規制が行われていましたが午後2時ごろに解除されました。
この影響で、普段この歩道橋を利用して通学していた小学生たちは急遽道を変更して登校したということです。
この歩道橋は、近くの名古屋市立辻小学校の通学路。児童は迂回して登下校したということです。
一日にわたって周辺にも影響が出た今回の事故。警察では荷台を上げて走っていた理由などを詳しく調べています。