本格バーガー店が窃盗被害 同一人物とみられる犯人が約40分後再び店内に… 愛知・西尾市
愛知県西尾市のハンバーガーショップで窃盗被害です。
人がいない深夜に店に忍び込んだ犯人は現金12万円を盗み去りました。しかし、同一人物とみられる犯人は約40分後、再び店内に。その目的とは一体。
愛知県西尾市にある本場アメリカンスタイルのハンバーガー店。
11月はじめ、まさかの事態が…。
記者:「誰もいない夜の店内に何者かが侵入して現金を盗んでいったということです」
こちらは、店内に設置された防犯カメラの映像。11月2日午後11時40分すぎ。閉店した後の誰もいないはずの店内に不審な明かり。
その直後、店の奥にあやしい人物が。そして、懐中電灯を持った人物が入ってきました。
一直線にレジのある方向へ。
金目のものはなかったのか、すぐにレジから離れ、別の部屋に移動します。
防犯カメラは、周りを気にしながら窓から外に出ようとする様子を捉えていました。
手元をよく見ると、白い箱のようなものが…。
犯行時間はわずか3分ほど。
今回、狙われたのは…。
ハンバーガー店オーナー 奥谷幸介さん:
「机の中に釣り銭とかしまっていたので、この中に全部入っていた。バイトも知らないです。ここにお金あるということは。おかしいですよね、あからさまに」
レジに釣り銭を入れっぱなしにせず、別の場所にまとめて置いてあったといいますが、侵入してきた犯人は、すぐにみつけて持ち去ったというのです。
盗まれた現金は12万円。
しかし、約40分後、不可解な出来事が。なんと、先ほど侵入した犯人が再び戻ってきたのです。
1回目と同じルートで店内に入ると、何かを探しているのか、次はレジだけでなく付近を物色する様子が…。
ハンバーガー店オーナー 奥谷さん:
「1回目レジまで行って、金がないことは確認しているのに、2回目行っているので落とし物かなんかしたのかなという感じですよね」
2回目も1回目と同様、わずか3分ほどで店から姿を消しました。
店のオーナーは、侵入した犯人にある特徴があると話します。
ハンバーガー店オーナー 奥谷さん:
「真っ暗な中でキッチンから一直線にレジに向かっているので、店の構造を分かっている人っぽいですよね。入ってから金を取って出るまでめっちゃ早いですよね」
オーナーはこの犯人の姿に見覚えはないといいます。
一体どうやって店内に侵入したのか…。店の外を案内してもらうと。
Q.どうやって侵入した
ハンバーガー店オーナー 奥谷さん:
「これ、ごみ箱ですけど木箱みたいなのが。そのごみ箱に足かけて登ったんだと思います。出たのはこっちですね」
当時、窓は施錠されていたと言いますが…。
ハンバーガー店オーナー 奥谷さん:
「ゆがんでいて、ガチャガチャしたら開く可能性もあるということで。まさかやられるなんて思っていないので、びっくりです」
夜になると、あたりは真っ暗になり人通りもほとんどありません。
実はこちらの店は、今年8月にオープンしたばかり。開店からわずか3か月で被害にあいました。
ハンバーガー店オーナー 奥谷さん:
「一生懸命頑張っても、12万円って入ってこないですもんね。怒ってもどうしようもない。戻ってこないと思うので」
店は被害を受けて防犯システムを強化。警察は被害届を受理し、窃盗事件として捜査を進めています。