「巨大地震注意」15日終了予定 もしものために・・・海沿いの花火大会で備え 三重・熊野市
最短、4分で津波が到達するとされる熊野市。海岸には何かの作業を進める人の姿が。
滋賀県から:
「実家が三重県でぜひ子どもに熊野の花火を見せたいと思って場所取りに来ました。初めてで楽しみ」
300年の伝統を誇り、1万発もの花火が夏の夜空を彩る「熊野大花火大会」。
開催は8月17日ですが、臨時情報の「巨大地震注意」が8日に発表され、この親子にも迷いがあったといいます。
滋賀県から:
「もしかしたら中止になるんじゃないかという心配もあったので、(臨時情報の)期間が終わっても南海トラフ地震はいつ来るか分からないので、備えをしつつ花火を楽しみたい」
ちょうどその頃、海岸のすぐ近くでは、花火大会は予定通り開催されるものの、もしもの時に備え、学生ボランティアたちが避難経路や誘導方法について確認していました。
学生ボランティア:
「(ボランティアに来る) 不安もあったんですけど、(地震が)起きた場合どうするか見て教えてくれたので不安はない」
実行委員会:
「(臨時情報の)期限が切れても、避難路の徹底や日頃からの防災の備えを気を付けていきたい」
気象庁などはこのまま地震活動に変化が見られなければ、15日の午後5時で「巨大地震注意」の呼びかけを終了すると発表。
その後も地震への備えを日頃から行うよう注意を促しています。