定年の消防士がバス運転手に 担い手不足解消の新たな取り組み 三重交通
バス運転手の担い手不足が課題となる中、この春、定年を迎えた三重県桑名市の消防士がバス運転手に転身することが決まりました。
28日、三重交通の田端英明社長から辞令を交付されたのは、桑名市消防本部の兼子政彦さん(60)です。
三重交通は運転手の担い手不足を解消しようと、定年を迎えた消防職員をバス運転手として雇用する協定を桑名市など県内7つの市と結んでいます。
消防士歴38年の兼子さんは、この協定に基づく初めての転籍になるということです。
桑名市消防本部 兼子政彦さん:
「安全という面では共通するものがあると思うので、経験を生かして頑張っていきたい」
兼子さんは4月1日に入社し、約2か月の研修を経て、夏ごろから桑名市周辺の路線バスでハンドルを握る予定だということです。