将棋の藤井聡太八冠が、八大タイトル達成後の初めての対局、「竜王戦第2局」に臨んでいます。今回の対局は、伊藤七段との「同学年対決」としても注目されています。

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18日午前9時前、対局室に現れた藤井八冠。京都の世界遺産・仁和寺で行われている「竜王戦」第2局の2日目です。藤井八冠がもつタイトルのひとつ、「竜王」をかけた戦いの七番勝負で、先に4勝した方が制します。挑戦者は小学生時代からの“ライバル”、伊藤匠七段・21歳です。

第1局は藤井竜王が勝利。今回の第2局、1日目の17日は序盤から激しい攻防が続き、18日午前までには藤井竜王が有利な状況になりました。

その2人の疲れをいやすのが「おやつ」です。午前中、藤井竜王が選んだのは栗の入った秋を感じる「もなか」でした。

16日の前夜祭では…

藤井聡太竜王(21)
「京都は和菓子をいただいてみたいなと思っています」

その言葉の通り和菓子をチョイス。

対する伊藤七段も和菓子ですが、選んだのは、白あんをかわいらしい「龍」の形にしたもの。このチョイスにSNSでは「たっくん(伊藤匠七段)龍を食います」。「龍」を食べて「竜王を倒す」という意気込みの表れでしょうか。

いまや 将棋界でだれもが目指す“打倒 藤井八冠”。ファンもこの状況にさらに熱が入るようで、東京の将棋会館にあるオフィシャルショップで客が選んでいたのは、藤井八冠のスマホスタンドです。

ファン
「これ、藤井くんの」

藤井八冠が14歳の頃から応援しているという女性。グッズを買うために１8日、名古屋からやってきたといいます。予算をたずねると…

娘（50代）
「決めてないよね」

結局、湯飲みやクリアファイルなど約1万2000円分のグッズを購入していました。

――どういったところが好きなんですか？

名古屋から藤井八冠ファン（80代）
「全部。強いし、かっこいいし」

藤井八冠にもうメロメロでした。

この店では、藤井八冠が偉業を達成して以降、さらに客が増えていて、11月以降、「八冠記念グッズ」も発売する予定だということです。

藤井八冠がタイトル防衛にはずみをつけるのか。対局は18日夜、決着がつく見通しです。