熊本城の復旧“15年”遅れ…2052年度に全工事完了か
熊本地震で被災した熊本城の復旧工事が15年遅れる見込みとなりました。
熊本城をめぐって、熊本市は2018年に復旧基本計画を策定し、2037年度まで20年間のスケジュールで工事を進めてきました。
しかし、石垣の復旧方法の検討に時間がかかるなどとして、工事完了が当初の計画より15年遅れる見通しだと発表しました。
熊本県民
「生きているかどうか、分わからないね」
「残念ですね。でも、子どもたちが大きくなっていく時に、ゆっくりと復旧していく姿を見せて、大人になった時に完成する姿を見せられるのはいい」
新たな計画では、2032年度に「宇土櫓(うとやぐら)」と「本丸御殿」の復旧を完了し、2042年度に本丸エリア、飯田丸エリアなど主要区域の復旧を終えた後、2052年度に、すべての工事が完了する予定です。