終電後に荒川水防訓練 堤防低い線路上に“土のう”約2000人死亡想定も
今年も大雨や台風のシーズンがやってきます。東京の荒川では、大規模な氾濫を防ぐための訓練が行われました。
終電後に東京を流れる荒川で行われたのは、堤防が低くなっている線路の上に土のうや板を急いで積み、川の氾濫を防ぐ訓練です。
荒川が氾濫・決壊すると、濁流は都心にも流れ込み、最悪の場合、およそ2000人の死者が出ると想定されています。
1.国土交通省によりますと、京成本線の鉄橋がかかる部分は、堤防がおよそ3メートル低くなっている。2.荒川の水位が上昇すると、川の水があふれ出しこの場所から氾濫する危険があるということです。
国は今後、堤防自体を高くするために京成本線の橋を架け替える方針ですが、工事の完了は2037年度になる見込みで、足立区などは当面の間、水位が上昇した場合には土のうや板を使い、氾濫を防ぐことにしています。