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蓮舫氏「高い知名度」武器に “批判イメージ”回避 “怖い”指摘に…戦略は【注目候補の選挙戦】

2024年6月28日 6:18
蓮舫氏「高い知名度」武器に “批判イメージ”回避 “怖い”指摘に…戦略は【注目候補の選挙戦】
来月7日に投開票が行われる東京都知事選。『news zero』では、26日から3日間にわたり注目候補の選挙戦をお伝えしています。27日は自らを挑戦者と語る蓮舫・前参議院議員です。“批判ばかりしている”とのイメージをどう払拭するのか、取材しました。

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27日朝、真っ白な愛犬の散歩をしていたのは、蓮舫・前参議院議員。

──まだ6時ですが早いですね?

前参議院議員 蓮舫氏(都内 午前6時ごろ)
「もう後半戦に(散歩は)5時半ぐらいから」

近隣の“犬仲間”と交流したり、歩き疲れた愛犬を抱っこしたりしていました。

前参議院議員 蓮舫氏
「ほぼトレーニングになってます」

犬のリードを手に、朝の時間を穏やかに過ごすと、夜はその手にマイクを握り、激しく声を上げます。

前参議院議員 蓮舫氏(東京・練馬区 27日夜6時ごろ)
「ぜひあなたと次の東京へ! その景色を一緒にみたい」

約20年間務めた参議院議員を辞め、東京都知事選へ挑戦する蓮舫氏。その前には、通りを埋めつくすほどの人だかりが。抜群の“知名度”が武器のひとつです。

前参議院議員 蓮舫氏(東京・世田谷区)
「これだけ(の人)が私の話を聞くために立ち止まっていただけていることにもう1回頑張りたいと」

蓮舫氏は人の集まる繁華街を中心に連日、街頭演説を実施。その内容にも、こだわりが。

前参議院議員 蓮舫氏(東京・杉並区)
「裏金議員を生んだ自民党が支援する人には絶対に負けたくない!」

出馬表明直後は「反自民党政治・非小池都政」を前面に掲げていました。

しかし「ただ批判しているだけでは何がしたいのか分からない」などの指摘もあり、中盤からは東京都の非正規職員を正規化していくことや、多子世帯で住民税が非課税の場合には「家賃補助制度」を設けることなど、具体的な政策の打ち出しに力を入れているのです。

前参議院議員 蓮舫氏(都内 27日朝)
「最初はなんで立ったのかっていう姿勢を一言で表したイメージです。それ以降は何を変えたいのか、私になると何が変わるのかを皆さんに伝えています」

   ◇

また、蓮舫氏といえば…

「政治資金の隠蔽(いんぺい)じゃないですか!」(今年3月)
「更迭してくださいよ!」(去年12月)

国会での鋭い追及が代名詞ですが…

前参議院議員 蓮舫氏
「こわいとか、きついとか、必ず言われるんですよ」

「批判ばかりで人間味がない」といった声も。そのため今回は、SNSでのライブ配信にチャレンジ。

前参議院議員 蓮舫氏(蓮舫氏のインスタグラムより)
「こんばんは聞こえてますか? 蓮舫です」

コメント(息子が読み上げ)
「目玉焼きには何をかけますか?」

前参議院議員 蓮舫氏
「しょうゆ一択withタバスコ」

プライベートの様子も見せ、親しみやすさをアピールしています。

   ◇

前半戦の手応えを聞いてみると…

──思い通り戦えてますか?

前参議院議員 蓮舫氏(都内 27日朝)
「どうかな…。広いんでね東京は。1400万人の方にどこまで声を届けられるのかなと思いながら」

来月7日の投開票まであと10日。都知事選には現職・小池百合子氏が3選を目指して立候補しています。

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都知事選には、安芸高田市の前市長石丸伸二氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏のほか、ご覧の方々も立候補しています。

(6月27日放送『news zero』より)

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