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“水が噴き出す木”内部を調査 樹木医「伐採検討した方がいいレベル」富山市

2022年5月24日 19:21
“水が噴き出す木”内部を調査 樹木医「伐採検討した方がいいレベル」富山市

今月3日、富山市で樹齢45年以上のメタセコイア水が噴き出す不思議な現象が起きました。主な原因は木の下を通る水道管の破損でしたが、今後、この木をどうするのか、樹木医による調査が23日、行われました。

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富山市で起きた、樹齢45年以上のメタセコイアから水が噴き出す不思議な現象。今月3日、訪れていた子どもが見つけて話題になりました。主な原因は木の下を通る水道管の破損で、水道の水が木の内部の空洞を通って、幹に開いていた穴から噴き出していたとみられます。

今後、この木をどうするのか、樹木医による調査が23日、行われました。木の周囲に10本のセンサーを差し込み、ハンマーでたたいた時の音が伝わる所要時間の違いで内部の空洞や腐り具合を調べます。

調査は、幹の高さを変えて3回実施されました。地面に近い部分では、「空洞」を示す部分が大きく広がっており、その面積は全体の56%に及んでいました。

樹木医 帳山朋美さん
「50%以上の空洞腐朽部があると、倒木や幹折れなどのリスクが高まるといわれていて、危険度としては高い。伐採を検討した方がいい樹木というレベルの判定になる」

今回の調査結果を受けて、富山県はしばらく様子をみるのか、それとも伐採するのか、来月中にも結論を出すということです。

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