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中国ミサイルが沖縄近海に落下 漁師が出漁見合わせる事態

2022年8月5日 22:35
中国ミサイルが沖縄近海に落下 漁師が出漁見合わせる事態

4日に中国の弾道ミサイルが日本のEEZ(排他的経済水域)を含む沖縄県の近海に落下した問題で、落下地点に近い与那国島では漁師が出漁を見合わせる事態となっています。

日本最西端に位置し、台湾までわずか110キロほどの沖縄県・与那国島。4日、中国が軍事演習で発射した弾道ミサイルのうち、1発は島からおよそ80キロの海に落下しました。このため地元の漁協は5日朝、所属する漁師に今月8日まで沖合での漁の自粛を呼びかけました。

カジキ漁師「漁協の方からストップがあったものですから、ミサイルが来るので、もしもの場合を考えてストップ。台湾問題と尖閣問題は漁師にとっては心配ですよね」

一方、与那国町の糸数健一町長は、ミサイル発射に関して国や県からの状況説明がなかったとした上で、有事の際の島民の避難計画が示されない現状に憤りを示しました。