逆走車を検知しカーナビなどで警告する新システム導入へ
高速道路での逆走事故が相次ぐ中、国土交通省は監視カメラなどで逆走車を検知しカーナビなどで警告する新たなシステムを導入する方針を決めました。
高速道路の逆走を巡っては、国土交通省などが集計を始めた2011年以降、毎年200件ほど発生していて、今月も東北道で死亡事故が発生しています。
こうした事故を防ぐため国交省は有識者会議を設置し対策を議論してきましたが、逆走車を検知してカーナビなどで警告する新たなシステムを導入する方針を決めたということです。
高速道路上にすでに設置している故障車や落下物などを把握する監視カメラなどを使って逆走車を検知し、カーナビやスマートフォンの地図アプリなどを通じて運転手本人や周辺の車両に警告することを想定しています。
国交省は今年度中に開発を担う事業者を公募した上で技術開発を進めたい考えで、逆走が多い地点で、早期実用化を目指しています。