22日未明、愛知県内の保守用の車両の衝突事故で現在も一部区間で運転を見合わせている東海道新幹線は、復旧作業に時間がかかり、22日夜中の全線での運転再開は難しい状況だということです。東京駅から中継です。

22日昼過ぎから東京駅で取材をしていますが、切符売り場には利用客が絶えず列をつくっています。JR各社によりますと、今日の東海道・山陽新幹線の切符は、1年以内であれば手数料なしで変更や払い戻しができるので、後日の手続きも検討してほしいとしています。

そして先ほど、今後の運行について新たな見通しが入ってきました。

この事故は22日未明、愛知県内の東海道新幹線の上り線で保守用の車両2台が衝突し、脱線したものです。

JR東海によりますと、22日夕方には現場から事故車両の運び出しが始まりましたが、復旧作業は当初の予定から遅れ、午後9時頃まで続く見通しとされています。このため、22日夜中の全線での運転再開は難しいということです。

一方、代わりのルートとして、この春に延伸開業した北陸新幹線と特急を福井県の敦賀駅で乗り継ぎ、東京と関西の間を移動する人も増えていて、こちらのルートでは22日夕方から臨時列車も運転されるということです。