愛知・庄内川「ここまで増水するのは数年ぶり」 豊橋では“警戒レベル5” 名古屋など下流域でも水位上昇の見込み<中継>
2日は、西日本から東日本にかけて広い範囲で大雨となっています。愛知県名古屋市の庄内川から中継です。
名古屋市内の庄内川が見える安全な場所にいます。3時間前からこちらで取材していますが、雨は強く降り続いていて、川を見てみますと、茶色く濁った水が勢いよく流れています。時折、木の枝やゴミなども流れてきています。さきほどまで見えていた遊歩道にも大量の水が入ってきていて、今は水没しています。また、電光掲示板には「路面冠水のため通行止め」と表示されています。通りかかった近所の人は、「ここまで増水するのは数年ぶりのことだ」と話していました。
ここの上流域にあたる岐阜県土岐市では、一時「氾濫危険情報」が出されていましたが、2日午後4時に「氾濫注意情報」に変わっています。今後、名古屋などの下流域でも水位が上昇する見込みで、洪水に関する情報には注意が必要です。
また、愛知県東部と三重県南部で現在も線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。土砂災害の危険性が高まっている愛知県豊橋市では、市内の一部に5段階の警戒レベルのうちレベル5にあたる「緊急安全確保」の避難情報を出しています。