11日(木)の関東地方は、上空の寒気や地上気温の上昇により、大気の状態が不安定。午後は晴れていても天気が急変してにわか雨や雷雨となるおそれがあり、注意が必要です。

■東京都心部でもにわか雨や雷雨のおそれ

11日(木)も関東は朝から広く晴れ、青空が広がっています。ただ、関東の上空5500メートル付近には-21℃以下という、この時期としては強い寒気が流れ込んでくる見込みで、気温が高くなる午後を中心に大気の状態が不安定となって、天気が急変するおそれがあります。

秩父や奥多摩、丹沢など、山沿いの早い所では昼頃から所々で雨が降り出し、その後は平地でも雨のエリアが広がりそうです。午後は東京都心部でも雨雲が通過し、天気が急変するおそれがありますので、お出かけの際は降っていなくても傘があると安心です。

局地的には雷を伴って雨の降り方が強まる予想で、発達した積乱雲による落雷や突風などにも注意が必要です。

■積乱雲が近づく兆しを感じたら

積乱雲の近づく兆し

大気の状態が不安定な日は、空模様の変化に注意が必要です。特に外出の際、「真っ黒い雲が近づいてきた」「雷の音が近くで聞こえる」「急に冷たい風が吹いてきた」などの異変を感じたときは、積乱雲が近くに迫っている兆しかもしれません。まもなく天気が急変したり、落雷や突風が吹くなどのおそれもありますので、このような時は近くの建物に避難し、身の安全を確保するようにしてください。