国税庁新長官「税務行政もデジタル化推進」
28日、国税庁の新しい長官に就任した阪田渉氏が会見を行い、新型コロナウイルスで進んだ社会のデジタル化を、税務行政でもさらに進めていきたいなどと抱負を語りました。
国税庁・阪田渉新長官(56)「新型コロナウイルス感染症の影響もあり、経済社会のデジタル化が一層、加速する中で、国税庁が納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現すると。そういう使命を果たしていくためには、デジタル技術やデータを最大限に活用していく必要があると考えております」
28日、国税庁長官に就任した阪田渉氏はこのように述べ、「新型コロナウイルスの影響に注視し、納税者が安心して申告できるように自宅からのe-Taxの活用を進めていきたい」などと語りました。
また、東京国税局職員の逮捕が相次いだことについては、「高い倫理意識が求められる税務職員が、このような事態を招いたことは遺憾だ」と述べ、信頼回復に努めていきたいとしています。