懲戒処分を受けた警察官 全国で276人 10年ぶりに前年比増

去年、懲戒処分を受けた全国の警察官は276人となり、10年ぶりに前の年に比べて増加しました。
警察庁によりますと、去年1年間に免職や停職、減給などの懲戒処分を受けた全国の警察官は276人となり、2012年以来、10年ぶりに前の年を上回りました。
処分理由としては、盗撮やセクハラなどの「異性関係」が93人と最多でした。
安倍元首相が銃撃された事件での警備の問題など、複数の警察官が処分を受けるケースが影響したとみられ、全国で最多の35人が処分を受けた千葉県警では、警察学校で賭けトランプをしたとして、14人が処分を受けています。
警察庁は「引き続き非違事案には厳正に対処するとともに、 職員に対する指導を進めていきたい」としています。