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西武鉄道が災害時サービスの提供訓練 大震災の際“駅のトイレ”開放など

2025年3月13日 22:47
西武鉄道が災害時サービスの提供訓練 大震災の際“駅のトイレ”開放など

大地震の際に、駅のトイレなどを開放して利用者や地域住民の安全や安心の確保に取り組んでいる西武鉄道が、災害時のサービスの提供訓練を自治体とおこないました。

訓練は埼玉県にある西武鉄道の所沢駅でおこなわれ、沿線で大きな地震が発生したという想定のもと、駅係員が施設の被害状況を確認した上で被災者に駅構内が開放されました。

西武鉄道では災害に強い沿線を目指して、発災時に駅構内のトイレを利用してもらうほか、駅の規模に応じてスマートフォンを充電できる設備も用意することにしています。

また、13日は駅のある所沢市と連携して、帰宅困難者の受け入れ施設の掲示などもおこないました。

所沢市危機管理室 森田悟参事
「地震が発生しますと帰宅困難者の方がたくさん出ることが想定されますので、駅を開放していただくのはありがたい」

西武鉄道 鉄道本部安全推進部 高橋正信部長
「お客様に安心して滞在していただく、またはスマホの充電だったりお水だったり、できることをサポートしようという趣旨で今回の取り組みをしています」

西武鉄道では、沿線自治体と連携して災害時の駅でのサービス提供を所沢駅に加え来月以降、合計91駅でおこなう予定です。

最終更新日:2025年3月13日 22:47