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上皇ご夫妻 開拓地のキャベツ畑を散策 にこやかに談笑も 軽井沢で4年ぶりの静養

2023年8月23日 20:56
上皇ご夫妻 開拓地のキャベツ畑を散策 にこやかに談笑も 軽井沢で4年ぶりの静養

4年ぶりに長野県軽井沢町で静養中の上皇ご夫妻は、23日に大日向開拓地を訪問されました。戦後に旧満州から引き揚げてきた人たちが切り開いた場所です。ご夫妻は昭和天皇の歌碑を見た後、にこやかに談笑されました。

上皇后さま
「青空が出てまいりましたね」

上皇さま
「青空ね。ほんとね」

花が好きなお二人らしいご様子も…

上皇さま
「この花は何でしょうね? キク科植物だけどね」

上皇后さま
「何とかイモとか言うんじゃなかったかしら。あちらにアサマフウロがございますよ」

上皇さま
「これアサマフウロね」

その後、開拓地の中にあるキャベツ畑へ向かわれた上皇ご夫妻。手を取り合って、なごやかに散策されました。

手をふって出迎えた農家は…

農家
「美智子さまも顔を前へ出すような感じで、手をふっていただいた。元気な姿が見られてすごく良かったです」

   ◇

上皇ご夫妻が、前回、軽井沢を訪問されたのはコロナ禍前の2019年8月。訪問先の1つが、今から66年前の1957年の夏、お二人が初めて出会われた“思い出のテニスコート”です。ご成婚の前の1958年8月、お二人は軽井沢でテニスを楽しまれました。

平成の後半、夏は軽井沢で過ごすのが恒例となっていて、たびたびテニスもプレーされていました。また、ご夫妻は開拓で苦労した人たちを気にかけていて、4年前にも大日向開拓地を訪問されています。

そして、実に4年ぶりとなる今回の軽井沢滞在。22日に駅に到着すると集まった人々に笑顔で手をふられました。

出迎えた人
「感動いたしました。お元気そうで仲がとてもよろしい感じが目に浮かびました」
「ゆっくりしていただきたいですね」

23日、大日向開拓地では…

上皇さま
「ずいぶんキャベツ畑がたくさんね」

上皇后さま
「育ってしまってるのかな。広うございますね」

上皇さま
「そうね、本当ね」

上皇さまは「天気にも割合恵まれて」と、つかの間の晴れ間にも触れ、今回の滞在について「久しぶりでとても良い滞在ができました」と喜ばれていました。

上皇ご夫妻は8月29日まで軽井沢に滞在される予定です。