ファイザー飲み薬 厚労相が製造販売を特例承認
アメリカの製薬大手・ファイザーが開発した新型コロナウイルスの飲み薬について、後藤厚生労働大臣は、製造販売を特例承認しました。
後藤厚労相「パキロビッドパックの特例承認について、ご了解をいただき、先ほど承認をいたしました」
特例承認された「パキロビッドパック」は、重症化リスクのある軽症から症状の軽い中等症が対象で、2種類の薬を同時に一日2回、5日間服用します。
臨床試験では、入院や死亡のリスクが89パーセント減少したということです。
ただ、高血圧や高脂血症の治療薬など併用して飲むことができないものが複数あるため、まずは今月27日までは全国およそ2000か所の医療機関で院内処方の提供を始め、その後、薬局での取り扱いに広げるということです。
治療薬は、すでにおよそ4万人分が輸入されており、来週月曜日(14日)から対象となる医療機関への配送が始まります。